岡山県津山市の聖徳寺で30日夜、「和霊祭」が営まれ、大勢の参拝者が無病息災や家内安全、商売繁盛を願った。
本堂での大般若転読法会に続き、午後8時前には「炎の祭典」とも称される柴灯大護摩に点火。阿形覚昇住職を導師に、十数人の僧侶が読経の声を響かせながら、願い事が書かれた護摩木を炎にくべた。赤々と燃え上がる炎に、参拝者は静かに手を合わせた。
初めて訪れたという紫保井の自営業・後藤達弥さん(40)は「すごいの一言。何か清められたような感じ。明日から心新たに頑張りたい」と話していた。
このほか、津山鶴丸太鼓の演奏や大道芸、福引きも行われ、家族連れらが納涼の夜を楽しんだ。
