岡山県津山市河辺で食料品などを販売する店舗に置いてある観用植物・サンスベリアが、白い花を咲かせた。一定の条件を満たさないと開花しない珍しい花で、「すごい」と買い物客らの話題になっている。
サンスベリアは、アフリカ原産の植物。和名の「千歳蘭」にちなみ、「永久」「不滅」といった花言葉がある。約4年前のコロナ禍の中で「お店に来られるみなさんの心を和ませたら」と会社員・竹内壽子さん(76)=津山市川崎=が寄贈。その後、竹内さんが店に立ち寄っては水やりなどをして手入れをしていた。現在、葉っぱは長いもので約1メートルに成長し、花の長さは約70センチ。
竹内さんは「乾燥に強く水に弱い植物で、水やりは季節に応じて適度にし、3週間に1回は液肥をあげるなどして元気に育つようにしていた」という。「初めてみる花。花火のように華やかで思わず見とれてしまった。ぜひ、多くの人に見てもらいたい」と話している。