岡山県津山市阿波地域で住民生活の下支えや都市と農村との交流など移住定住促進に向け活動しているあば村運営協議会(小椋道典会長)の取組が、第17回「オーライ!ニッポン大賞」で、グランプリに次ぐオーライ!ニッポン大賞に選ばれた。
同大賞は、オーライ!ニッポン会議(養老孟司代表、事務局都市農山漁村交流活性化機構)が主催。都市と農山漁村の往来(おうらい)を盛んにすることで日本を元気(ALL right)にしようという国民運動で、毎年共生や対流のすぐれた取組を表彰している。
同協議会は、2015年合併後10周年を機に「あば村宣言」を出し、同協議会を結成。ガソリンスタンドの経営、高齢者の足の確保、商店経営など地域住民に必要不可欠な生活基盤を再構築し、サービスの循環体制を整えた。このほか、あば温泉や宿泊施設などを活用し、さまざまなツアーを企画して都市、海外といった地域外との交流や移住、定住促進活動に努めている点が評価された。
13日には、小椋会長、皆木憲吾事務局長が津山市山北の市役所を訪れ、谷口圭三市長に喜びを報告。小椋会長が「高齢化が進む地域で住民が一緒になった活動が認められ、うれしい。受賞を励みに、さらに農泊などに取り組みたい」と報告。谷口市長は「皆さんの活動が評価され、大変うれしい。阿波の素晴らしい自然と施設を使ったスポーツツーリズムに取り組みたいと思っており、一緒に手を取り合って高みを目指そう」と祝いの言葉を述べた。
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オーライ!ニッポン大賞を受賞したあば村運営協議会の小椋会長(右)と皆木事務局長
あば村運営協議会、第17回「オーライ!ニッポン大賞」に入賞/岡山・津山市
- 2020年4月16日
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