朝晩冷え込むようになり、地物マツタケが本格的に生えだした。例年より1週間ほど遅いものの、関係者は3年ぶりの豊作を期待している。
地物を扱って50年になるアオイ商店(久米南町上弓削)には、今月6日の初入荷から徐々に量が増え、10日から13日にかけて津山市加茂町産、鏡野町産、真庭市落合地区産など計8キロが持ち込まれた。大半はつぼみの上物ぞろい。
全国発送のほか、国道53号沿いの直売店に並べられ、つぼみはキロ当り6〜8万円、中つぼみは同6万円。常連客らが買い求めに訪れ、問い合わせも相次いでいる。
店主の難波作次さん(76)は「不作だった昨年、一昨年に比べれば多く、今季は特に上質で虫食いがない。朝晩の冷え、適当なお湿りもあるので、来週あたりがピークになると思う」と予想。
問い合わせは、アオイ特産物直売所(086―728―3431)。
アオイ特産物直売所 地物マツタケ