ボダイジュの花が見ごろを迎えた。黄緑色の小さな花が、心を癒やすような甘い香りを漂わせている。 津山市福田下の眞光寺では、10日ごろに咲き始めた。楚々(そそ)とした集合花をいくつも付けた高さ約8㍍の木が、御堂の横で境内を見守るように立っている。小林圓慶住職は「コロナで大変な世の中だが、花を見て季節の移ろいを感じてほしい」と話す。2週間程度楽しめるという。 ボダイジュは菩提樹と書かれ、仏教開祖の釈迦(しゃか)がこの下で悟りを開いたと伝えられている。
p咲き始めたボダイジュ=眞光寺で