県内で唯一、温室桃を手掛ける勝央町石生の農業・石川裕之さん(45)のハウスで27日、極早生品種「はなよめ」の収獲が始まった。薄紅色を帯びたみずみずしい果実は、初夏の味覚として明日から県内の百貨店にお目見えする。
たわわに実り、ほのかに甘い香りが漂う中、大きさや色づき具合を見ながら、一つひとつ丁寧にもぎ取っていく。200?前後あり、玉太り、甘みも良好という。初荷の約150個はJA晴れの国勝英統括本部の選果場で箱詰めされ、岡山市内の卸売市場に出荷。
後継者として就農して4年になる石川さんは「母の代から毎年心待ちにしてくださる常連さんもいて、励みになる。丹精込めたおいしい桃を味わってほしい」と話す。はなよめのほか、白鳳など計4品種を6月上旬までハウスで収穫し、総収量は例年並みの2?を見込んでいる。
p
温室桃「はなよめ」を収穫する石川さん
勝央町 温室桃収獲が始まった
- 2022年4月27日
- 自然