蒜山の山開き神事が16日、中蒜山(1123メートル)麓にある岡山県真庭市蒜山下福田の塩釜石彫公園であり、関係者が蒜山三座をはじめとする地域全体の登山の安全を祈願した。
蒜山観光協会が主催し、会員や行政など15人が出席。あいにくの雨模様で、公園内のレストランで神事を執り行った。福田神社の入澤喜一宮司(54)が祝詞を奏上。石賀幹浩同協会長(49)、太田昇市長らが玉ぐしをささげて期間中の安全を願った。続いて石賀会長が「新型コロナウイルスが収束したのちは、たくさんの人たちに蒜山に訪れていただき、思い出を持ち帰っていただきたい」とあいさつした。
今年は同ウイルス感染拡大防止のため、蒜山アルプホルン愛好会による演奏や登山者らの参列は取りやめた。
蒜山三座は、初心者でも登山が楽しめると人気。同協会によると例年は、11月下旬のシーズン終了までに約5万人の登山客が訪れるという。
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期間中の安全を願う参列者
塩釜石彫公園で蒜山の山開き神事行われる/岡山・真庭市