岡山県真庭郡新庄村の「がいせん桜」が見ごろを迎えた。宿場町の面影を残す旧出雲街道沿いは淡いピンク色で彩られ、観光客らが山里の遅い春を満喫している。
がいせん桜は、旧出雲街道沿いの約400メートルに日露戦争の勝利を記念して植えられたソメイヨシノの並木で、現在133本がある。同村産業建設課によると、今年は7日に開花し、好天に恵まれた10日は一気に七分咲きになった。
歴史的な建物が連なる通りは美しい”桜のトンネル”に包まれ、訪れた人たちがカメラで撮影したり、散策したりして風情を満喫している。14日までまつりを開催中で、通りには露店が並び、同村ならではの里山グルメも楽しめる。
14日には、「がいせん桜通りプロレス大会」が開かれる。