岡山県津山市、小中学・幼稚園・放課後児童クラブを20日から再開すると発表

教育・保育・学校
         

 国の緊急事態宣言一部解除に伴い岡山県津山市は15日、小中学校、幼稚園、放課後児童クラブを20日から、再開すると発表した。
 再開理由は▽段階的に学校教育活動を再開する旨の方向性が国から示された▽県の緊急事態宣言が解除された▽市内感染者が2週間以上確認されていない―としている。
 小中学校は、20〜22日を学校再開に向けた午前中のみの登校日と位置付け、臨時休業中に課した家庭学習の内容を、提出物の点検や小テスト実施などで子どもたちの個々の習熟度を確認する。また、「マスク着用」「人との距離をとる」「給食」など「津山っ子新しい学校生活様式」を示した配布物で感染症予防の徹底を児童生徒、保護者に呼びかける。その後25日から全面的な学校再開とし、部活動も一部で制限付きで行う。
 このほか、必要に応じた補充授業や学習の機会などを設けて学習内容の定着を図り、スクールカウンセラーによる心のケアをきめ細かく行う。また、授業日数の確保として、▽夏期休業期間を8月1〜16日に短縮▽2学期に月数回、土曜日授業を実施―の2点を検討している。
 一方、幼稚園は20〜29日まで午前中のみで、6月1日から弁当、牛乳を開始する。預かり保育は保育終了後から午後5時半まで。
 放課後児童クラブは学校の再開に合わせて通常開所する。
 有本明彦教育長は「市内8000人の園児、児童、生徒の『健康と安全を守る』『学習機会の保障』を軸に学校再開を考えてきた。今後の情勢は不透明で決して安心はできないが、関係各校、園、部署が連携をさらに強化し、全力ですすめたい」としている。


>津山・岡山県北の今を読むなら

津山・岡山県北の今を読むなら

岡山県北(津山市、真庭市、美作市、鏡野町、勝央町、奈義町、久米南町、美咲町、新庄村、西粟倉村)を中心に日刊発行している夕刊紙です。 津山朝日新聞は、感動あふれる紙面を作り、人々が幸せな笑顔と希望に満ちた生活を過ごせるように東奔西走し、地域の活性化へ微力を尽くしております。

CTR IMG