日本政策金融公庫主催の第9回「創造力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ」に向け、同公庫職員がプランの作成サポートを行う出張授業が12日、津山商業高校(山北)で開かれた。高校生ならではの創造性ある案を考えようと熱心に聞き、ヒントを探った。
同公庫国民生活事業本部中国創業支援センター(広島市)の上席所長代理・岩成達也さんが講師を務め、情報ビジネス科2年生16人が受講した。
岩成さんは「住んでいるまちの地域資源を活用した商品、サービスを考えよう」と呼びかけ、ターゲットを絞り込む方法や顧客に合った販売方法、効果的なPR方法、必要な経営資源(技術、ノウハウ)を考えることの大切さをアドバイス。「誰に売るのかをしっかり決めると、ビジネスの全体像がイメージしやすくなる」ことや、地域・学校・趣味・年代など「要素を掛け合わせたら新しいアイデアが生まれるかも知れない」と話した。
同コンテストは、若者の起業マインドの向上を目的に開催。昨年度は新型コロナウイルスの影響で中止したが、一昨年度の第7回は3808件(409校)の応募があった。
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岩成さんの話を熱心に聞く津山商業高校の生徒たち