梅まつり開催中の津山市神代の梅の里公園で16、17日、恒例の梅の種飛ばし大会など多彩なイベントがあり、ピンク色の梅の花が咲きそろう園内は行楽客でにぎわった。
17日は、口に含んだ梅の種を吹き飛ばして飛距離を競う「種飛ばし」を実施。コロナ禍を経て4年ぶりに再開したイベントには中学生以上の一般の部に19人、小学生以下の子どもの部に2人が出場した。
大勢の観客が見守る中、「頑張れ!」といった声援を受けながら参加者は、力を込めて種を吹き出した。遠くに飛んで喜ぶ人がいる一方で、誤って目の前に落として残念がる人もいたが、周囲からは温かい拍手が送られた。
5.86メートルの記録をたたき出し、一般の部で見事優勝した岡山市東区の会社員・佐藤真裕香さん(26)は「角度を45度上に向けて、助走をつけて飛ばしてみたら成功した。初めての参加で優勝はうれしい。楽しかったのでまた来年も来たい」と笑顔で話していた。
このほかもち投げやバンド演奏、カラオケ大会なども開催され、大盛況だった。