浄土宗の開祖・法然上人ゆかりの誕生寺(岡山県久米郡久米南町)でイチョウが黄色く色づき、見ごろを迎えつつある。
1147年、15歳の法然上人が比叡山に旅立つ際、那岐山の菩提寺(同県奈義町高円)から杖としたイチョウの枝を挿したところ、根が上に伸びたと伝わる。「逆木(さかき)の公孫樹(いちょう)」と呼ばれている。
朝晩の冷え込みで日ごとに色づきが増し、7割程度、黄色に染まった。町内外から訪れた参拝者が鮮やかな姿を見上げ、晩秋の風物詩を堪能。寺によると、今週末から本格的な見ごろとなり、今月いっぱい楽しめるという。
19日には「とっきり七日市」(実行委主催)を開催。ホットドッグやスイーツ、焼き菓子など19店が出店する。午前11時〜午後4時。雨天決行。