津山信用金庫=岡山県津山市=は10日、中国5県の信金で初となるSDGs私募債の発行記念式典を岡山県苫田郡鏡野町古川の南小学校で行った。福田農機(同所、福田順也社長)が発行した総額6000万円。
同私募債は、無担保社債として信金中央金庫の財務手続きを経て4月27日に発行、津山信用金庫が総額を引き受け、期間5年の満期一括償還。同社は運転資金に充てる。同金庫が受け取る手数料の一部を割り引いてSDGs(持続可能な開発目標)達成用途の教育用機材として、同社が販売修理・教習を手掛けるドローンを町に連名で贈ることになった。
式典では松岡裕司同金庫理事長が「先進機器によるスマート農業などを推進しており、次の一手にも期待している」と述べ、福田社長に記念の盾を贈呈。
福田社長は「創業から95年になり、地域に何か貢献したかった。撮影や測量などに活用でき、子どもたちの将来の夢に役立てばうれしい」とあいさつし、ドローンを山崎親男町長に手渡した。
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SDGs私募債発行で教育機材としてドローンを町に贈る福田社長(左)
津山信用金庫がSDGs私募債の発行記念式典を鏡野南小で行った/岡山・鏡野町
- 2020年6月11日
- 経済・産業