津山市農村生活交流グループ協議会(藤本淑子会長)の研修会が27日、山北の市役所東庁舎で開かれ、メンバーら14人が薬膳をテーマに商品開発に生かす知識を学んだ。
沼の薬膳料理教室「作州薬膳」の久保敦子代表が「食文化の継承で元気な津山〜先人の知恵で食養生〜」を演題に話した。久保さんは「薬膳とは中国伝統医学の理論に基づき、食材を選び調理された食事。体の調子を整える食養、治療食の食療に大きく分かれる」と説明。温熱性食物は体を温め、気力と増強させ、寒涼性食物は体の熱を取り、解毒するといった効能があると話した。
また季節ごとに採れる野菜を利用して作れる料理方法などにもふれ、参加者は最後まで熱心に耳を傾けた。
p
久保さんの話を聞く参加者