地域課題の解決に向けて住民と福祉の専門職が話し合う「小地域ケア会議」が、津山市連合町内会城北支部で発足した。少子高齢化の中、災害時などに助け合える体制づくりを進めていく。
城北支部(木下健二支部長)には、田町や山下、椿高下など14町内会あり、約900世帯に約1800人が住んでいる。65歳以上の高齢世帯は300を超えるという。
設立総会が4日、山北の市総合福祉会館で開かれ、町内会役員や市社会福祉協議会職員ら約40人が出席。委員長に柴田治良椿高下西町内会長(74)を選び、着手する事業などについて協議した。
委員は町内会役員のほか、老人クラブや青壮年会のメンバー、民生委員ら80人規模で構成。すでに、居住者を把握するマップや高齢者・障害者の見守り台帳の作成、課題整理のためのアンケート調査、災害対策を考える分科会の開催などを予定している。
柴田委員長は「共助のまちづくりへの一歩を踏み出した。活動を円滑に効率よく進めたい」としている。
市は2012年から、連合町内会の支部単位で小地域ケア会議の設立を推進。城北は30支部目となる。
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着手する事業について話し合う城北支部の住民たち
津山市連合町内会城北支部小地域ケア会議/岡山・津山市
- 2020年7月6日
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