東日本大震災で被災した福島の人たちを支援する「ひまわりプロジェクト」の種まきが25日、新野東の老人ホーム・日本原荘で行われた。職員やボランティア12人が復興の願いを込め、ヒマワリの花の種を植えていった。
同プロジェクトは、原発事故による土壌汚染の影響で、現地では作物の生産が困難になる中、ヒマワリ油の原材料を代わりに育てる。福島市のNPO法人・シャロームの呼びかけに呼応し、「ふくしまっ子津山でのびのび元気回復親子保養プロジェクト実行委」が行っている。美作地域を中心に、現在48団体、個人が参加している。
参加者は、施設の敷地内の花壇の前に一列に並び、一粒ずつ丁寧に種を植えていった。高齢者の生活をサポートしている内田和江さん(81)=新野山形=は「プロジェクトの話を聞いて、手伝いできればと思っていた。たくさんの種が取れるように願っている」と話した。
花は7月ごろに見ごろを迎え、採取した種は福島に送る。
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ヒマワリの種をまく日本原荘の職員やボランティアの人たち
福島支援「ひまわりプロジェクト」
- 2022年5月26日
- 総合