人命救助に貢献したとして、美作署は21日、岡山県美作市東谷上の農業・駿口直人さん(75)に県善行賞を伝達した。
同地区長を務める直人さんが4月5日午後6時ごろ、路肩に駐車された知り合いの同市女性(76)が所有する軽トラックを見かけ、翌朝も同じ状態だったため不審に思い、付近を捜索。谷間の農地沿いの水路(幅、深さとも約90センチ)に転落し、あおむけに横たわる女性を発見して声をかけ、動けない状態だったため119番通報した。
女性は足腰の打撲で入院したが快方に向かい現在、リハビリ中。
明見の同署で平田正典署長が県知事の表彰状を贈り、「日頃から地域の見守りをしていただいている賜物。発見が遅れたら命が危なかったかも知れない」とたたえた。
現役の消防団員でもある直人さんは「霜が降りた日だけに機転が利いてよかった。水がほとんどなかったのも幸いした」と振り返っていた。
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県善行賞の伝達を受ける駿口さん
美作署、東谷上の駿口さんに県善行賞を伝達/岡山・美作市
- 2020年5月25日
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