美作高校=岡山県津山市=の生徒が3日、新型コロナウイルスの感染防止に役立ててもらおうと、岡山県苫田郡鏡野町に手作りの立体布マスク約100枚を贈った。
鏡野町などが毎年開催する「かがみのハーフマラソン&健康マラソン大会」で運営スタッフを務めてきたクッキング部の28人で、1枚に30センチ四方のさらしなどを使用した。4月上旬にミシンで製作し始め、休校期間中も自宅で取り組んだ。
贈呈式が同町竹田の町役場であり、部長の代わりに出席した普通科3年・西田歩可さん(17)が山崎親男町長に手渡した。西田さんは「町に恩返しがしたかった。縫い物をしたことがない部員が多くて苦労した。買い物に行きづらい高齢者らに活用してほしい」と話した。
町は、使ってもらう人を今後検討するとしている。
P
山崎町長に手作りマスクを贈る西田さん
美作高校の生徒、岡山県苫田郡鏡野町に手作りのマスク100枚を寄贈
- 2020年6月4日
- 教育・保育・学校