高齢者が薬剤を飲み過ぎるなどの事例が増える中、岡山県はその危険性や安全な服用のポイントをまとめたリーフレット「薬との上手な付き合い方」を医師会、薬剤師会と協力して作り、希望者に配布している。
何種もの薬を併用することで起こる有害な相互作用「ポリファーマシー」にふれ、6種類以上の服用で副作用の危険性が高くなり、ふらつきや記憶障害などの症状がでることを、県マスコットキャラクター「ももっち」の質問に「うらっち」が答える形で啓発。
処方薬の情報を記録する「おくすり手帳」の活用を勧め、病院別などで分けずに1冊にすることで重複投与を避け、市販薬やサプリメントも記録するといったポイントをアドバイスしている。外出先で具合が悪くなる場合なども念頭に普段から持ち歩くよう呼びかけ、スマホで使える電子版手帳も紹介。
A3判二つ折りカラー、2万部を印刷。県民局や各保健所などに設置している。
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リーフレット「薬との上手な付き合い方」
薬との上手な付き合い方リーフレット/岡山県
- 2020年7月7日
- 医療・福祉