天皇、 皇后両陛下は26日、 2018年の西日本豪雨で甚大な被害を受けた岡山県倉敷市真備町をご視察し、 被災者と懇談された。
沿道に並ぶ大勢の地域住民らに歓迎を受けながら、 復興のシンボルで防災拠点でもあるまびふれあい公園をご訪問。 伊東香織市長が川の堤防が決壊した様子や、 復興状況について説明した。 市街地を見渡しながら、 犠牲者を悼むため黙礼をされた。
園内中央の建屋では、 被災者支援などに尽力してきた3人とご懇談。 見守りのための訪問活動を行っていた中尾幸子さん(75)は、 皇后陛下から 「被害にあわれたからこそ、 相手の気持ちがわかりますね」 と優しく声をかけられたといい、 「今までの苦労が吹き飛び、 前を向いていける気持ちになった」 と話していた。
両陛下はこれに先立ち、 第74回 「全国植樹祭」 の記念式典にご出席された。
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