岡山県津山市の雇用労働センターでこのほど、「高齢者の福祉健康講座」(市民の健康と福祉のまちづくり城北地区推進会議など主催)が開かれ、地元住民が認知症やフレイル(要介護になる可能性がある状態)予防について理解を深めた。
市健康増進課の作業療法士・安本勝博さん(52)が「地参地笑でいつまでも健康」と題して講演した。
安本さんは、外出頻度が減ると、相対的に要支援・要介護のリスクが上がることや、孤立感情を抱くことが体に悪影響であると指摘。「コロナ禍で切れかけていた人とのつながりを取り戻すことが健康に直結する。周囲に孤立しがちな人がいたら、声をかけてほしい」と呼びかけた。
このあと、肩こりを予防する体操を行ったほか、体組成測定も好評だった。
町内の高齢者約70人が参加した。