岡山県津山市の秀実小学校の3、4年生27人が14日、同市油木下の果樹園で「新高梨」の袋がけを行い、久米地域の特産品について学んだ。
同市神代の住民たちでつくる農事組合法人「アクト神代村」(植本幸男代表)が手がける約12アールの畑で実施。安藤隆章さんが「袋かけは病気や害虫、太陽の光で表面が焼けてしまうのを防ぐためにしている」と説明。針金がついた専用の紙袋を持ち、手順を教えた。
児童たちは「黒や赤色の斑点が無く、大きいのを選ぶ」「枝に針金を巻いて、しっかり袋の口を閉じて」などと指導を受けながら、3・5〜4センチ程度に成長したきれいな実を選び、丁寧に作業を進めた。その後、「食べごろになった実の重さはどれくらい」といった質問をしたり、メモをとったりしていた。
4年生の太田凪咲さん(9)は「梨に黒星病といった病があることを知った。病気にかからず元気に育って、甘くておいしい実になってほしい」と話した。収穫は10月上旬の予定。