「B’zINYOURTOWNSHOWCASE2017」津山公演|おかえり稲葉さん2017
「津山の人は親切でやさしい」「みんな温かかった」――。7月22日の「B’zINYOURTOWNSHOWCASE2017」津山公演では、各種のおもてなし事業を支えたスタッフや、地域の人たちのさりげない気遣いもファンの心に響いたようだ。
会場の津山文化センター周辺には、公式グッズを買い求めて大勢の人たちが長い列を作った。炎天下に並ぶ人たちを気遣って、市職員から水と塩あめが配られた。受け取った人たちからは「助かった」と声が上がった。
レンタサイクルを利用した大阪府堺市の会社員・上ノ坊春絵さん(39)と、岡山市のパート・山本いづみさん(37)は「街中でさまざまな親切にふれることができた」と振り返る。
自転車を借りようと、JR津山駅前の観光案内所に問い合わせた山本さん。「職員の人が、いろいろ回るには鶴山公園下の観光センターで借りたほうがいいことや、コースのことをとても丁寧に教えてくれた」。
2人は、商店街や地域の人たちの気さくな声かけなども印象的だったという。「マルイ本店であったB’z関連の展示会場への道に迷っていたら、近くのおばあちゃんが気付いて行き方を教えてくれた」と山本さん。
上ノ坊さんも「イルミネーションをしていた街ナリエや、稲葉さんの実家がある川崎町内会の青壮年部の人たちの温かい心遣いがうれしかった」といい、「津山ソウル(魂)を全身で感じることができた。これから何回でも津山を訪ねたい」と感激した様子で話した。
市や商工会議所、観光協会などで立ち上げた「おもてなしプロジェクト」の竹内佑宜委員長は「ファンの歓迎に関わったみなさんに感謝したい。市の中心部では今までになかった取り組みも生まれ、短い期間ながら一つのステージをつくることができた。今後のまちづくりや観光振興を考えていく大きな契機にしなければ」と語った。