岡山県の津山東公民館主催の大人の学習「お寺で天井画と音楽を楽しむ」が27日、津山市の高福寺で開かれ、16人が地域の歴史にふれながら心豊かなひと時を過ごした。
同寺を訪ね、地域の文化財である本堂の天井画を見学。続いて客殿で、古澤かおるさん、水野みどりさんのデュオ「森の精」によるコカリナとライアーの音色を楽しんだ。風情漂う庭を背景に7曲を演奏し、「花は咲く」では東日本大震災で被災した千本松原の震災木から作られた楽器で奏で、参加者は静かに耳を傾けていた。
80代の女性は「天井画が改めて立派だと思った。はじめて聴く音色もとても素敵で感動した」と話していた。