「こんな身近に危険が」と驚き ”悪質商法の手口と対策”について講話 津山署員が注意喚起/岡山・津山市

暮らし 津山署員の話に耳を傾ける参加者
津山署員の話に耳を傾ける参加者
         

 佐良山地区お互いさま福祉員研修「悪質商法の手口と対策」が16日、岡山県津山市平福の佐良山公民館で開かれた。各町内でお年寄りたちの安全を守る活動に取り組む福祉員をはじめ、民生委員や町内会役員ら約50人が講話に耳を傾け、防犯意識を高めた。

 年に1回実施している恒例の会。この日は津山署生活安全課の署員が講師役を務め、「点検商法」や「かたり商法」のほかに、架空料金請求詐欺について説明し、注意喚起した。

 この後は市地域包括支援センターの職員が、実際に市内で起きた事件を元につくった寸劇を披露。同センター職員になりすました人物が市内の高齢者に「老人ホームに入居する権利を得た」と言い、さまざまな理由を付け加えて金銭を要求した事例を伝え、「知らない人からかかってくる電話に警戒するように」と呼びかけた。

 津山市に住む60代女性は「こんなに身近に危険が潜んでいるとは驚いた。『自分はだまされない』という自負や、『どうしよう』といった不安に思う気持ちに相手は付け込んで誘ってくる。気を付けていきたい」と話していた。

地域包括支援センター職員の寸劇
地域包括支援センター職員の寸劇


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