津山市は14日、コミュニティバス「ごんごバス」の循環線3路線に、JR西日本が発行している交通系ICカード「ICOCA(イコカ)」のシステムを導入し、来年4月1日にサービスを開始すると発表した。新たに定期券サービスも取り入れる。
バス料金のICカード決済により、高齢者や障害者をはじめとした公共交通のバリア軽減、日常利用の利便性向上を図る。路線は東循環線、西循環線、小循環線で、計6台に搭載する。乗車時と降車時にカードリーダーにかざして支払う。ICOCA定期券サービスも導入する。事業費6000万円を6月定例市議会で可決している。
JR東日本の「Suica(スイカ)」など全国で相互利用できる交通系ICカードも使用可能。ダイヤや停留所ごとの乗降データの取得が可能となり、今後のバス路線やルート再編にも役立てられるという。
定例会見で谷口圭三市長は「観光やビジネスで津山を訪れる人や外国人旅行客らの利用により、地域経済への活性化も期待される」と述べた。
ICOCAはJR津山駅北口広場の交通観光案内所内の発券所で購入できるようにする。他路線への導入については、循環線での利用状況などにより今後検討していく。
「ごんごバス」「ICOCA(イコカ)」のシステムを導入
- 2022年10月15日
- 総合