ひきこもりの理解と支援のためのシンポジウム「ひきこもりたい気持ちとぬけだしたい気もち」(津山市、自治総合センター主催)が8日、動画共有サイトYou Tubeで配信された。リアルタイムで約110人が視聴し、適切な支援などについて理解を深めた。
ひきこもり専門家の斎藤環筑波大学医学医療系教授が基調講演。「ひきもっている人はたまたま困難な状況にあるまともな人で、特別な人ではない」と指摘した。そのうえでひきこもりの出口を「自分自身の状態を肯定的に受け入れ、主体的にふるまえるようになること」とし、「就学・就労が出口になるケースは多く、当事者が自分で見つけることが大切」と語った。
パネルディスカッションはNPO法人山村エンタープライズ代表の藤井裕也さんを進行、斎藤教授とひきこもり経験者でエスポワール兵庫代表の島田誠さんをパネラーに迎えて行われた。
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シンポジウム「ひきこもりたい気持ちとぬけだしたい気もち」のインターネット配信画面
「ひきこもりたい気持ちとぬけだしたい気もち」
- 2020年11月12日
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