「アジサイ寺」として知られる岡山県津山市井口の長法寺で、色とりどりのアジサイが見ごろを迎え、参拝者が清涼感に浸りながら花を愛(め)でている。
参道から境内にかけて約30種類、3000株が植えられており、例年並みの5月末に開花。青や紫、ピンク、白などひと雨ごとに色づきを増し、訪れた人たちはゆっくりと散策しながら、寺とアジサイが織り成す情景を堪能している。7月上旬まで楽しめるという。
23日には恒例の「お茶席」が設けられる。津山城取り壊しの際に贈られたと伝わる「腰高障子」(市重文)も鑑賞できる。午前10時~午後4時。茶券400円。