「オートマタ作家・西田明夫の世界展」が岡山県美作市湯郷の現代玩具博物館3号館で開かれ、ユーモアと機知に富んだからくり作品が来場者を魅了している。16日まで。
モダン・オートマタの国内第一人者で、同館が旧東粟倉村にあった時代に館長も務めた西田明夫さん(1946-2009)の没後10年回顧展として夏休みに合わせて企画し、約100点を展示。
ハンドルを回すと歯車で幅1.3メートルの翼竜が羽ばたいて胴がうねる「ドラゴンライダー」、5頭が一斉に躍動する「草競馬」、向かい合うニワトリが交互に餌をついばむ「朝のあいさつ」など、巧妙な細工を施した木製作品が並ぶ。西田さんが創作に没頭したアトリエの作業机を再現したコーナーも設置。
橋爪宏治同館長は「着眼点と動きも独特な西田さんのからくりの魅力をこの機会に家族で体感してほしい」とアピールしている。
関連イベントとして8、9、10の3日間は、からくり工作のワークショップ(要予約、各定員10人程度、有料)、8日と10日は橋爪館長のギャラリートークもある。
同館3号館は、湯郷観光案内所の斜向かい。開館時間は午前9時半〜午後5時(入館4時半まで)。
問い合わせは、現代玩具博物館・オルゴール夢館(℡0868-72-0003)。
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西田明夫さんのからくり作品が並ぶ会場
「オートマタ作家・西田明夫の世界展」が美作市湯郷の現代玩具博物館3号館で開催/岡山・美作市
- 2020年8月4日
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