岡山県津山市にある津山信用金庫主催の「作州地域うまいもん試食会」がこのほど、東京都墨田区の居酒屋で開かれ、飲食店関係者に「つやま和牛」などを使った肉料理や地酒を振舞った。
「勝手串 花火 錦糸町本店」を会場に、墨田区商店街連合会に所属する飲食店経営者14人を招待し、松岡裕司理事長や谷口圭三津山市長ら関係者約30人が参加した。
同信金職員が、古くから盛んだった牛馬の流通によって独自の食肉文化が培われたことを紹介。骨周りの肉を使った「そずり鍋」、干し肉、心臓の血管「ヨメナカセ」の炒め物、ホルモンうどんといった料理のほか、地域商社・曲辰(かねたつ)の牛肉に合う日本酒とクラフトビールも提供し、参加者はじっくりと味わっていた。
ワインバル店主の40代男性は「干し肉はうま味がしっかりしていて、ヨメナカセは食感がよかった。コスト面さえ合えば使ってみたい」と話した。
地域産品の販路開拓などを狙いに、地域活性化に関する包括連携協定を結んでいる東京東信用金庫と協力して初開催した。