中高生らの学びや放課後生活を支援する「ユースセンターまぁぶる」を9月に開設する岡山県真庭市の建物の窓ガラスに7月31日、同市の久世中学校の美術部員たちが施設イメージをPRするイラスト画を描いた。
同センターはJR久世駅近くの民家を改装し、NPO法人化予定の任意団体「manabo―de(まなぼーで)」が開設準備を進めており、依頼を受けた美術部が地域貢献活動として協力した。
1〜3年の女子部員7人が発想を練り、出入り口の窓(縦1メートル、横70センチ)7枚に合わせて準備した下絵に沿って制作。手分けをしながら緑と水色、白のポスターカラーマーカーを使い、学習や菓子作り、ゲーム、悩み相談といった同センターでできることをイメージしたイラスト、中学生の女の子、市のマスコットキャラクター・まにぞうも描いた。
3年の西真優部長は「楽しみながら夢を見つけられる新たな居場所になるよう、思いを込めた」と話した。
「子どもたちが親しみを感じる雰囲気になった。第三の居場所として気軽に利用してもらえるようにしたい」とmanabo―deの森年雅子代表。
同ユースセンターは、東京都のNPO法人カタリバから施設整備・運営費の助成を受けて個人宅の空き家を改修し、スタッフ2人が常駐する計画で、9月18日の開設予定。