「夏休みの自然教室」の第1回が22日、奈義町柿のなぎビカリアミュージアム周辺などで開かれた。美作地区の小中学生や保護者ら約250人は、三つの教室からそれぞれ好きな部門を選び、現役教員らの指導を受けながら、観察や採集を行った。第2回は8月22日、大手町の美作教育会館で開催する。
教室は植物、昆虫(同所)、岩石(鏡野町円宗寺の香々美川河川敷)の3種類。
昆虫教室では、子どもたちがトンボなどを捕まえ、講師の鶴山中の末宗安之教諭や落合小の中山祥一教諭に質問していた。「キイトトンボは成長すると体が赤色から黄色に変化する」「トンボは種類によって成長するスピートが違う。1カ月で成虫となるのもいれば、3年かかるのもいる」と説明を受けた。ほかにもトノサマバッタやエンマコオロギ、ショウリョウバッタ、ヤマトシジミなどを採集した。
奈義小3年の高森美月さん(9)と2年の星空さん(8)は「虫取りはひさしぶり。たくさん捕まえたのでうれしかった」、「今日楽しかったことは作文に書ける」と話した。
同教室は、小中学生の自由研究の手助けになればと、美作教育会館が恒例で開いていたが、昨年はコロナ禍の影響で中止。2年ぶりの開催となった。
第2回は採集した虫や草花、石の名前を調べたり、標本づくりに挑戦したりする。第1回に参加していなくても受講可能。時間は午前9時〜正午、午後1〜3時。
問い合わせは、同会館(☎㉓2025)。
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昆虫を探す小学生ら
「夏休みの自然教室」