西小(岡山県津山市小田中)の5年生が地産地消の推進に向けた「嬉シール」を作り、学区内のまちの駅の城西浪漫館(岡山県津山市田町)と作州民芸館(岡山県津山市西今町)で地場野菜を購入した買い物客に進呈している。11月24日まで。
5年生児童29人が先月、社会科の授業で日本の食料自給率の低さ、依存している輸入食材がロシアのウクライナ侵攻や円安の影響で高騰していることを学んだのを機に地産地消作戦として考案。
シールは、児童が各自タブレットで描いた中から人気投票で選んだ図案を採用し、直径6センチの円形。かご盛りのみずみずしいダイコンやハクサイ、トマトなどに「津山のめぐみ」と書き入れたカラーのイラスト、「これは100%地元のお野菜です」といった文字が印刷されている。計1000枚を作り、17日から両まちの駅で1会計につき1枚プレゼント中。
「地元小学生の取り組みと聞いて感激するお客さん、シールがほしいと野菜を買いに来た人もいて好評です」と城西浪漫館。
5年生担任の宮澤康平教諭(32)は「自分たちの企画が地域で役に立っていることに児童はとても喜び、ほかに何かできないかと次のアイデアを練っている」と話している。
「嬉シール」考案