「子どもたちのヒーローアンパンマン」子どもたちに大人気!特大アンパンマンパン/岡山・津山市 

経済・産業 子どもたちに人気のアンパンマンパンを手にする植月社長
子どもたちに人気のアンパンマンパンを手にする植月社長
         

 4月4日はあんぱんの日。1875(明治8)年、花見をされた明治天皇皇后両陛下に山岡鉄舟が木村屋のあんぱんを献上したところ、とても気に入られ、「引き続き納めるように」という言葉をいただいたそう。以来、約150年にわたり国民食の座に君臨しつづけている。
 「いい子にしていると、もらえるよ」―。30年来、津山市内の子どもたちの間で人気の、子どもの顔と同じ大きさの「アンパンマンパン」がある。
 直径約20㌢、重さは700㌘以上。あんがぎっしり詰まっているのはもちろん、ほっぺにはクリームが入っている。重さがあんの量を物語っている。値段は「注文がたくさんくると困るから秘密」だとか。
 創業99年目の老舗のまちのパン屋さん・シンプロン(元魚町)が注文に応じて焼いている。普段店頭に並ぶことはない。
 シンプロンは調理パン、菓子パンともにそのボリュームで知られている。パンなのになぜか「重い」のだ。
 「最近、うちのあんパンがお年寄りから人気なの」と植月道章社長(56)。「あんこを変えたからかな。昔ながらのあんこの味。おばあちゃんの味」。
 顔がアンパンマンそっくりだといわれている植月社長。「元気が一番。元気があればなんでもできる。そんなパンを焼くのです」。


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