第49回「2・11子どもと教育を守る学習集会」(同実行委主催)が2月11日、山下の津山文化センターで開かれ、「子どもたちには豊かな自然体験を」と題した活動報告に約40人が聴き入った。
元小中学校教諭らが参加し、学習塾を営んで半世紀になる講師の石川富民さん(73)=上河原=が「今の子どもは家の中でゲーム機やスマホをいじり、野山で遊ぶ楽しさを知らないし、動植物や道具を使うすべも分からない。自己中心的になりがちで、社会性や判断力に乏しい」と指摘。
2002年から週末を利用して小学生の自然体験を実施し、季節ごとに山菜採り、カヌー、キャンプ、登山、ツチノコ探索、小鳥の巣箱作りなどに生き生きと取り組んでいる児童たちの様子を画像で見せながら紹介した。
介した。
「自然の中での体験が感性を育み、やがては学習意欲、生き方にもつながる。保護者は手出しや指図をせず、子どもに任せ、考えさせ、行動させることに大きな意義がある」と強調した。