一人暮らしのお年寄りに喜んでもらおうと、津山商業高校の生徒が17日、「〝孫心〟(まごころ)届け隊プロジェクト」を立ち上げ、手作りのマフラーを城北地区に住む83歳以上の178人にプレゼントした。
家庭クラブ員の3年生157人が新型コロナウイルス感染防止のため、昨年まで届けていた「孫心弁当」の代わりに製作した。マフラーはふわふわとした柔らかい生地を使っていて手触りが良い。ピンク、グレー、白色を用意し、「お身体に気をつけてお過ごしください」などと書いたメッセージカードと同校開発商品の「鯉せんべい」を添えている。
同校(山北)で出発式が開かれ、家庭クラブ会長の宇那木咲希さん(地域ビジネス科3年)と副会長の河原千夏さん(同)が「これから寒くなる時期に少しでも温かさを届けたい」と城北地区民生委員にプレゼントが入った袋を引き渡した。
この後、民生委員ら36人が高齢者の家に届けた。?橋ちずるさん(85)=大田=は「作った人の気持ちが伝わってくる。大切につかいます」と話した。
歳末たすけあい募金を活用し、市社会福祉協議会と家庭科を学ぶ生徒で結成する家庭クラブの主催で毎年実施している。今回で30回目。
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民生委員にプレゼント引き渡す生徒たち
「孫心(まごころ)届け隊プロジェクト」
- 2020年12月18日
- 教育・保育・学校