岡山県津山市にある美作大学児童学科の学生による「教職実践演習」が24日、同市の佐良山小学校で開かれた。本年度から始まった市との連携教育研究の一環で、学生の地域理解・課題解決などに向けた事業を展開する。
演習は同学科を対象にした「中山間地域の小学校教員の育成プログラム」として実施。市内の小学校でのボランティア活動や過疎地域の学校見学、市内の教育関係者による講話など実践的な幅広い教育課程が組まれている。
この日は3、4年生12人が来校し、同小3年生2クラスに分かれ、算数の授業を担当した。子どもが解答する時には「説明の仕方が上手」「静かに聞いてあげてね」などと密にコミュニケーションを取りながら教えていった。
高知県出身で4年の吉村真名香さん(21)は「1年次から現場で学ぶ機会が多く、子どもたちへの接し方やフォローの仕方を実践でき、自信につながった。将来は地元で活躍する教師になりたい」と話していた。