2月1、2の両日開かれる岡山県真庭市蒜山地域の冬のイベント「ひるぜん雪恋まつり」(同実行委主催)のシンボルとなる「巨大かまくら」作りが進んでいる。29日は岡山学芸館高校の生徒有志が助っ人として駆けつけ、作業に励んだ。
一面の雪景色の中、作業は28日から始まり、秋田県横手市のかまくら職人直伝の4基(高さ3メートル、直径3.5メートル)を設置して家族連れらを迎える。
同校は地域貢献活動として数年前から巨大かまくら作りに参加しており、野球部とサッカー部の部員を中心に22人が参加。生徒たちは降りしきる雪と寒さにも負けず、重機で運ばれてきた雪を踏み固めながら形を整えていった。普段雪を目にすることのない生徒が多く、新雪の感触を楽しみながら取り組んだ。
全国高校サッカー選手権に出場した竹村慶士郎さん(3年)は「雪は重たいが、鍛えてきた足腰の強さを生かして頑張りたい」。昨年夏に甲子園に出場した田井和寿さん(3年)は「地元の人の熱い思いを感じるイベント。たくさんの人に遊びにきてほしい」と話した。
ひるぜん雪恋まつりは両日とも午前10時から、蒜山上福田のグリーナブルヒルゼンとヒルゼン高原センターで開催。ソリやミニかまくら作り、宝探しゲームなどを楽しめる。両日午後4時からミニかまくらのキャンドル点灯、1日午後6時半からは打ち上げ花火を行う。