岡山県内産のモモを景品にしたクレーンゲーム「桃キャッチャー」が岡山県津山市河辺の美作農園津山インター店などにお目見えした。高級白鳳(ほう)をねらって連日、市民らが押しかける中、当社社員の1児の母(29)も初挑戦した。
ターゲットは1個600円相当の加納岩白鳳。「生まれて初めての生のモモを息子に食べさせるため、なんとしても持ち帰る」と気合十分で、いざ勝負!
漂う緊張感の中、真剣なまなざしでお目当てを見つめ、クレーンの停止ボタンを押す。下りてきたアームがパッケージをとらえるが惜しくもつかめず。同店のスタッフから「中心にねらいを定めて」などとアドバイスをもらいながら、果敢に挑戦した。
運命の38回目、ついにモモが宙に浮かんだ。悲願のモモを手に取り、「あきらめずに挑んだかいがあった。食後のデザートに息子と食べます」と満面の笑み。スタッフは「1、2回で取る方もいます」とすかさずフォローした。
農業で地域を盛り上げようと、観光農園やカフェを展開する同農園(同県美作市奥)が企画した。同店舗のほか、同市湯郷のゆのごうボールトリアス(土日限定)でも7月末まで楽しめる。料金は1回100円、6回500円。