「津山さくらまつり」(同実行委主催)が28日、岡山県津山市山下の津山城(鶴山公園)を主会場に開幕し、行楽客らが見ごろを迎えた桜を愛(め)でている。新型コロナウイルスの予防対策として集客イベントを中止し、規模を大幅縮小しての開催となる。12日まで。
24日にソメイヨシノの開花宣言が出され、この日は4分咲き。家族連れやカップルなどマスク姿での来場が目立った。オープニングセレモニーも取りやめたことから、静かな幕開けとなったものの、訪れた人たちはのんびりと散策しながら石垣を彩る美しい桜を見上げたり、写真撮影を楽しんだりしている。
ステージやご当地グルメイベントなどが中止になったほか、本丸の備中櫓(やぐら)と三の丸の鶴山館は屋内施設にあたるためこの日から閉鎖。弁当の持ち込みは可能だが、宴会については自粛を呼びかけている。ライトアップ(午後6〜10時)やぼんぼりの点灯は実施し、幻想的な夜桜を楽しめる。
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見ごろを迎えた桜を愛(め)でる行楽客