岡山県津山市の「津山まつり」が20日、大隅神社(上之町)と高野神社(二宮)の例祭で開幕。好天のもと、大隅の大みこし、両神社のだんじり計13台が市街の東西でにぎやかな祭りばやしを響かせた。
大隅の金色に輝くみこしは、氏子や鳥取神輿連合会の会員ら男衆約100人が担ぎ手。交代で70人が肩を入れ、「ホイットー、ホイットー」の掛け声で氏子町内を勇壮に練った。一方、だんじりは川崎、太田、東新町の3台が出雲街道を往復。法被姿の男女ひき手が「ソーヤレ」、カン、カン、カンと威勢のいい掛け声、鐘を響かせて疾走し、沿道から拍手がおくられた。イベント会場のイーストランドへ到着すると、太田町内会の傘踊り、キッズダンスのステージがあり、来場者を楽しませた。
林田の妻の実家に帰省中だという岡山市南区の井上渉さん(77)は「大隅さんのまつりはずっと気になっていて、やっと見ることができて感激。話に聞く黄金の大みこしを今か今かと待っているところ」と話していた。
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