夜の津山城に アート作品が並ぶ ”夏に咲く桜”がテーマ/岡山・津山市

歴史・文化
         

 「津山城ナイトファンタジア夏桜」(津山観光キャンペーン推進会議主催)が11日、山下の津山城(鶴山公園)で始まった。「夏に咲く桜」をテーマにしたアート作品やライトアップが夜の城内を幻想的に彩り、観光客らを魅了している。9月25日まで。


 「岡山デスティネーションキャンペーン」の一環。インスタレーションプロデュースチーム「ELEMENTS(エレメンツ)」のアーティスト5組が光と音、映像を駆使した7作品を三の丸と二の丸に展示した。


 折り紙の技法で形づくった31個のランプシェードが標本木に輝く「桜舞うオリガミアート」、辺りを包むミストに桜吹雪などが浮かび上がる「雲海桜」、桜の花びらをイメージした鉄製の多面体から優美な明かりが照らす「はなあかり」といった<光のアート>が園内に点在。鶴が羽ばたく様子を表現した竹の巨大造形「飛翔」、羽衣のような布で空間をデコレーションした「Summer of cherry tree」なども目を引き、訪れた人たちは非日常的な光景を眺めながら宵涼みを堪能している。


 家族3人で来ていた岡山市北区の会社員・粟村一輝さん(40)は「インスタで見かけてきたが、すごくきれいで、来たかいがあった。春の桜もいいが、夏の津山城もいいですね」と話していた。


 午後7時半〜10時(最終入場9時半)。大人500円、小・中学生300円、未就学児無料。
 また、津山観光センター横の石段ではイルミネーション「津山城ナリエ〜夏桜バージョン〜」が行われ、訪れる人々を歓迎している。

夜の城内に幻想的な光を放つアート作品

備中櫓を借景に、ミストに浮かび上がる幻影を楽しめる


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