「津山城ナリエ」のイルミネーションが 山下の津山城(鶴山公園)で連夜点灯され、石垣に映える〝光の滝〟の演出に花見客が歓声を上げている。11日まで。
津山城Legend推進協議会(石井香里会長)が初めて実施し、北側の通称「モミジ谷」の石段を覆うようにLED2万5000球を設置。家族連れやカップルらがわきの階段からきらめく一面の光彩を眺め、スマホで撮影するなどしている。さらに疫病を退散させる伝説の妖怪「アマビエ」の電飾、桜や名護屋山三郎をイメージしたプロジェクター映像も投影。
園内はソメイヨシノが満開とあって夜間もにぎわい、本丸から薄紅色の雲海のように広がる眺望を堪能するなどしていた。
一家3人で訪れた高野本郷の自営業・吉村泰治さん(40)は「夜桜もきれいだが、この幻想的なイルミネーションもいい。娘も感激した様子」と話していた。
城ナリエは、地域活性化イベントを展開する同協議会がクラウドファンディング支援事業として昨秋の津山城もみじまつり(中止)に合わせて企画し、ようやく実現。点灯時間は午後6時〜10時。
石井会長は「コロナ禍で暗くなった津山の皆さんの心に明かりを灯そうという思いで実施した。多くの方に楽しんでほしい」と呼びかけている。
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「津山城ナリエ」のイルミネーションに見入る家族連れら
「津山城ナリエ」のイルミネーション
- 2021年4月1日
- イベント