「全国ダンスパフォーマンスコンテスト2023」（ダンス協会主催）に、岡山県津山市を拠点に活動する小学生から社会人まで計4チームが出場する。神奈川県横浜市で27日に開かれる本番に向け、「若さをぶつけ、優勝を目指したい」と仕上げ練習に熱を入れている。
自主的にチームを組む小学生ブレイクダンスユニット「桜嵐（ロウラン）」と、高校生と社会人でつくるフリーダンスユニット「LAVALY」。川崎のK・D・Cスタジオに所属し、オーディションで選抜された小学生ガールズヒップホップユニット「PINK PANTHER」と、高校生ヒップホップユニット「T・O・P」。
桜嵐は、リーダーの谷本怜雅君（加美小5年）、片岡花菜さん（院庄小6年）、朝崎清雅君（誠道小6年）、香山勇人君（清泉小5年）。昨年出場したオープン部門よりもハイレベルなチームが集う「小学生スペシャル部門レギュラー編成」に挑む。今回は「夏の夜空の花火」をテーマに、和テイストの曲に乗せて一人ひとりの個性を生かしたフットワークやアクロバットで魅（み）せる。「本番を思いっきり楽しみながら、優勝を目指したい」と技を磨く。
LAVALYは、リーダーの濱田真理花さん（18）、藤木遥香さん（津山商業高2年）、谷本かのんさん（津山東高2年）。「中高生一般オープン部門レギュラー編成」に出場し、女性らしいしなやかな動きと繊細な表現力を武器に、「まとまりのある息の合ったダンスで、成長した姿を見せたい」と意気込んでいる。
PINK PANTHERは、難波彩愛さん（鶴山小6年）、桑原妃陽さん（大野小3年）、宮岡笑愛さん（大崎小5年）。入賞経験のないメンバーだが、「小学生オープン部門レギュラー編成」の予選を見事突破。ピンクのヒョウをイメージした愛らしい衣装で、「3人にしか出せない若さとパワーを審査員にぶつけたい」。
T・O・Pはリーダーの福田帆乃果さん（津山東中3年）、神田璃虹さん（勝央中3年）、田村和美さん（津山東中2年）、小林愛衣さん（美作中2年）、中村心音さん（北陵中1年）。「中高生一般スペシャル部門レギュラー編成」で、筋力トレーニングや他ジャンルのダンスで培ったキレと表現力で圧倒する。「練習の成果を全て出し切って、目指すは優勝のみ」と誓う。
予選は、全国のチームが提出した動画や各地区での会場審査で、それぞれ上位15チーム選出。ジャズダンスやヒップホップなどそれぞれの得意ジャンルで表現力や技術などを競う。
