岡山県津山市新野地区の史跡を巡る第165回「秋満喫ウオーク」が13日、新野小学校(西中)を発着点に開かれ、秋晴れの下、勝北地域の子どもからお年寄りまで約70人がさわやかな汗を流しながら新野地区の史跡を巡り、地元の歴史について知識を深めた。
自然や歴史、人とふれあいながら心身ともに健康を目指そうと、勝北ふれあいウォーキングクラブが主催する恒例のイベントで、今回は西中、新野山形、西下町内を回る約7キロのコースを散策。
西下天満神社や山形神事場(旧新野小学校跡)、因幡街道跡、不動明王が刻まれた石仏の前などで、勝北歴史研究会の上原泰彦さん(70)と上髙進さん(73)がその史跡にまつわる歴史やエピソードを解説した。
このうち、新野小学校敷地内にある石碑「石敢當」の前では、かつてこの場所は丁字路になっており、魔物が侵入して来るのを防ぐ「魔よけ」として設置されたことや、同じ石碑が沖縄県でも見かけられるといった話があり、参加者たちは「こんなところにあるとは知らなかった」と興味津々な様子で聴いていた。
友達同士で参加した新野小1年の内田瑛麻さん(7)と粟井初音さん(7)は「みんなと一緒に歩くのはとても楽しい」「歩いていると不思議な形の石を見つけた。いろいろ発見できておもしろい」など語っていた。
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