真庭ロータリークラブ(池元由通会長)の国際交流事業「異文化と多様性を学ぶ」が7日、草加部小学校=岡山県真庭市久世=で開かれ、全校児童28人が真庭市内のALT(外国語指導助手)2人と交流を深めた。
小規模校を対象にした交流事業は3年目。湯原小と落合中勤務のシェリー・デグズマンさん(45)=フィリピン出身=と、遷喬小と勝山中勤務のルーク・ファスティーさん(29)=アメリカ出身=が来校した。
シェリーさんは英語で大きな声であいさつ。子どもたちが元気よく英語で返すと、自国について紹介した。日本は四季があるのに比べ雨季と乾季の2季であることや、美しいビーチ、トロピカルフルーツなどについて説明した。子どもたちは英語と日本語で人気スポーツや食べ物などについて質問した。
一方、ルークさんの出身地は米国北部のミネソタ州で、冬の期間は長く厳しいことを説明。1万1842の湖があり、「真庭と違って山が一切ない」ことや人気漫画スヌーピーの出身地であることなどを述べた。「一番寒いときの気温は何度ですか」との児童の問いに「氷点下35度」とルークさんが答えると、どよめきが起こった。
感想シェアタイムでは「色んな英語が聞けて良かった」「フィリピンの食べ物がおいしそう」「気候や風景が全然違って面白かった」「僕と同じ卵かけごはんが好きな外国人がいてうれしい」といった声が上がった。