岡山県津山市上之町の大隅神社で17日、「茅(ち)の輪」の造作と据え付けが行われた。18日宵に開く「夏越祭」で参拝者が無病息災を祈念してくぐる。
氏子と市内の有志ら熟年者8人が参加。割った真竹を芯に、青々としたススキを束にしては巻きつけてくくり、直径約2.5メートルの輪に仕上げていった。これを神門に縄で固定し、両わきに飾りのススキも取り付けて準備完了。
18日は午後5時から拝殿で神事を行い、氏子たちが息を吹きかけ、持ち寄った紙の人形を祈とうする。夕暮れから行燈(あんどん)に明かりをともす。
神主の石田喜子さんは「氏子に限らず、夕涼みがてら多くの市民に参拝していただけたら」と呼びかけている。