「露天風呂の日」を前に 恒例の大掃除実施 26日は「砂湯プールフェス」も/岡山・真庭市

経済・産業 湯船を磨く湯原温泉の観光業関係者たち=岡山県真庭市で
湯船を磨く湯原温泉の観光業関係者たち=岡山県真庭市で
         

 「露天風呂の日」(26日)を前に岡山県真庭市湯原温泉の露天風呂「砂湯」で18日、恒例の大掃除が行われ、地元の観光業関係者らが岩でできた湯船とその周囲を清掃し、旅行客を迎える準備を整えた。

 毎年6、12月に実施している取り組みで、この日は湯原観光協会や湯原町旅館協同組合など計約25人が参加。湯を抜いた浴槽の中に入り、鋤簾(じょれん)で砂利を掘りおこし、デッキブラシで岩肌をこすって汚れを落としたほか、周囲に生えていた雑草もきれいに取り除いていった。

 湯原観光協会事務局の伴野良子さん(60)は「温泉は地域の経済と人々の暮らしを支えている宝。その恵に感謝し、これからもみなさんに楽しんでもらえるように頑張りたい」と話した。

 露天風呂の日は「6(ろ)・(てん)2(ぶ)6(ろ)」という語呂にちなんで、1987(昭和62)年に同観光協会と同旅館協同組合が制定し、毎年イベントを行っている。

 26日は午前6時26分からの神事の後、11時から砂湯付近で第39回目の祭りを開催。今年は混浴利用時のマナーに対する意識づけを図り、午後10時まで水着を着用して温泉に入る新たな試み「砂湯プールフェス」を実施する。夜には音楽とライトアップされた「ナイトプール」さながらの温泉を満喫できる。

 企画を打ち立てた同旅館協同組合青年部・中村賢士郎さん(25)=ゆばらの宿米屋専務=は「多くの人が夜でも安心して露天風呂に入れるようにと考えた企画。ぜひ楽しい時間を過ごしてほしい」とPRしている。当日はそのほかにもイベントがたくさんある。

26日開催の砂湯プールフェスをPRする関係者
26日開催の砂湯プールフェスをPRする関係者


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