岡山県津山市にある高田小学校で14日、県重要無形民俗文化財に指定されている「高田神社獅子舞」を学ぶ授業が行われた。4、5年生36人が地域に伝わる伝統文化を学んだ。
同神社横野獅子舞保存会の会員5人が指導にあたった。児童は「獅子練りと呼ばれ、約1300年前から伝わっっている。神前を清める役割をしていた」、「雌雄の獅子(しし)2頭あわせて26人で舞うのは国内でも珍しい」といった説明を受けた。
その後4つの班に分かれ、「腰を低くして、左右に動き、獅子の頭を持つ人が途中で交代する」といった基本的な舞い方を練習した。5年生の山本瑛太君(10)は「祭りで大人が踊っているのを見て、難しそうだと思っていたけど、丁寧に教えてもらったので上手くできた。楽しかったのでまたやりたい」と話した。
同校では20年以上前から獅子舞の授業を行っている。毎年学習発表会で披露していたが、昨年はコロナ禍の影響で中止となり、今年は未定。
約1300年前から伝わる「獅子練り」児童が学ぶ授業/岡山・津山市