大型観光企画「岡山ディスティネーションキャンペーン」の一環でJR津山線を走る新たな観光列車「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」の車両展示会(JR西日本岡山支社、津山市観光協会主催)が23日、大谷の津山まなびの鉄道館で開かれ、華やかにデザインされた車両が来館者や鉄道ファンたちの注目を集めた。
桜をはじめ、四季折々の花などをイメージしたピンク色の車体(全長約20?)の塗装が19日に完成し、津山に到着。さっそく転車台に乗せ、観光客約100人の前で回転実演をした。展示会に先立ち、稲葉伸次同館長が「多くの人を県北に連れて来てくれる大きな役割を担っており、アフターコロナの大きな観光の目玉となると期待している」とあいさつした。
鉄道好きで玉野市から同所に来たという中学1年の皐月康生君(12)は「かっこいいと思うデザインが多い中、この列車はかわいらしく、新鮮な感じがする」。母親の美智子さん(48)は「せっかくの機会なので、津山市近辺の観光も兼ねて楽しんでみたい」と話した。
この後車両は、津山駅へと運ばれ、車内アテンダントが訓練を行ったあと、岡山の車両基地へと戻った。
運行開始は7月1日。切符は乗車券とサービス料金込みで、運行日の1カ月前から7日前まで各旅行会社やスマートフォンアプリ「せとうち観光ナビsetowa」で販売している。
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完成したSAKU美SAKU楽
「SAKU美SAKU楽(さくびさくら)」の車両展示会
- 2022年6月25日
- 経済・産業